近視進行抑制治療リジュセア®ミニ点眼液0.025%発売とマイオピン点眼液0.025%終売のお知らせ
リジュセア®ミニ点眼液0.025%(一般名:アトロピン硫酸塩水和物点眼液)は、2024年12月、日本で初めて参天製薬が国内で製造販売承認を取得した近視進行抑制点眼剤です。リジュセア®ミニ点眼液0.025%よる近視進行抑制治療については、発売前の臨床試験において、点眼を行わない場合に比べて、小児の屈折値の進行や、眼軸長の伸びを抑制することが確認されました。1回1滴、1日1回就寝前に毎日続けて点眼することで、近視の進行を抑制することが期待できます。また防腐剤フリーとすることで、有効かつ安全な小児の近視進行抑制点眼剤を目指しています。そのため、1回両眼で1本の使い捨て点眼容器になっています*¹。
リジュセア®ミニ点眼液は厚生労働省から認可され2025年4月21日から発売された点眼液ですが、従来のマイオピン点眼液と同様、保険適応ではなく自費診療としての処方となります。
今後、当院では近視進行抑制点眼治療薬はリジュセア®ミニ点眼液0.025%を処方させていただきます。
※マイオピン点眼液0.025%は日本への輸入が終了し処方できません。
※マイオピン点眼液0.01%に関しては現在0.01%点眼液を使用中である、0.025%点眼液でまぶしい*²等の場合はマイオピン点眼液0.01%をひきつづき処方致します。
本治療は、近視の進行を抑えることを目的としています。ただし、完全に近視の進行を止めることはできません。また、この治療は視力を回復させるものではありませんので、その点をご理解ください。
近視の程度に応じて眼鏡等での視力矯正が別途必要となります。
*¹1セット:プラスチック点眼容器 0.3mL×30本(アルミピロー1袋30本入り)30日分
*²主な副作用として羞明(まぶしさ)があります。